
こちらの写真は、今や当代一の歌舞伎の女形であり、人間国宝でもある坂東玉三郎さんの
若かりし頃の「お染の七役」のお写真です。
この写真の頃、昭和45年頃には南座によく出演されていました。
二代目の宗家藤間流の先輩が坂東玉三郎さんのお母様であったり、藤間紫先生からのご紹介もあり 当時 初代は玉三郎さんを我が息子のように後援しておりました。
その当時から、玉三郎さんはそれはそれは お綺麗で細くて…
初代は京都に来られると宅にも招き どこにでもお連れしていました。 そして、京都の後援会も発足させ お知り合いの方に会長になってもらい 多くの会員様を集めたものでした。
世話好き夫婦だった初代夫婦は 二人して お世話していました。
そんな頃に 幼い私が楽屋にお邪魔して頂戴したのが このお写真です。
その他 様々なものを事ある毎に お心遣い下さり 今だに大切にしています。
今は ご立派になられて さぞかし初代は
あの世で喜んでいる事と思います。